大図研京都ワンディセミナー 「立命館大学探訪~今話題の「ぴあら」と日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点研究の一端に触れる」 [終了しました]

現在、大学図書館において「ラーニング・コモンズ」と呼ばれるスペースを設けて学生を中心とした利用者の学習を支援する動きが注目されています。 ラーニング・コモンズは、学生が自主的に学習するための資料や設備、サービス等を提供する場として設置されています。 今回は、2011年4月にオープンした立命館大学のラーニングコモンズ [ぴあら] を見学してお話を伺いたいと思います。 「ぴあら」ではグループディスカッションをしたり、プロジェクターを使用してスクリーンにPC画面を投影してプレゼンテーションの練習をすることができます。 また、学生スタッフによるExcel、Word等のソフトウェア活用のサポートや情報検索サポートなどがあります。 さらに、今回のセミナーでは、有形無形の文化資産のデジタルアーカイブ研究を推し進める立命館大学の [アート・リサーチセンター] の金子貴昭先生にご講演いただきます。 現在研究されている [板木デジタルアーカイブ] のお話とともに、「板木書誌学」という観点からの研究についてのお話も伺います。 「板木書誌学」では、印刷後の書物を眺めるだけではなく、その元となった板木の形やサイズと紙質の混在パターン等を研究することで、 摺りあがった書物に現れた様々な現象について理解したり、近世の出版過程を明らかにしたりすることができるということです。

日 時:
2012年12月15日(土)
会 場
立命館大学衣笠キャンパス 末川記念館/ぴあら/アート・リサーチセンター
受 付:
末川記念館 第3会議室
主 催:
大学図書館問題研究会 京都支部
参加費:
大図研会員は無料 (非会員は500円 参加費は当日、会場でいただきます。)
参加者:
42名
chirashi
タイムテーブル
13:15-
受付開始 (末川記念館 第3会議室)
13:30-13:40
開会挨拶
13:40-14:50
金子先生講演「立命館大学アート・リサーチセンターのデジタルアーカイブ活動:特に、板木デジタルアーカイブについて (仮) 」
14:50-15:10
質疑
15:10-15:20
休憩
15:20-15:50
「びあら」概要説明
16:00-16:30
「ぴあら」見学
16:40-17:30
アート・リサーチセンター見学
18:00-
意見交換会兼京都支部忘年会 (レストランカルム)
当日の様子
当日の様子
当日の様子
当日の様子
当日の様子
アンケートより抜粋
  • 現在、ちょうど和漢古書を入力中のため、大変おもしろくききました。一分野として他の研究につながるビジョンもきちんと持っておられ、今後の発展を願います。
  • ARCモデルのデータベース構築の話がひじょうに面白かったのと同時に、図書館がデータベースの作成に関わることはできないかと思った。
  • 金子先生の講演がとても充実していた。ぴあらも、ただ見学するだけでなく石田さんの説明後だったのがよかった。
  • 版木について全く知らなかったが、デジタル化していく事で研究が広がる様子をきかせていただき、よかった。
  • 内容だけでなく、研究を成りたたせていくシステム、関係の方々のお話がとても興味深いものでした。
  • 板木書誌学というお話は初めてでしたが、大変興味深かったです。
  • 元々は「ぴあら」を見学したいと思い参加させていただきましたが、ARCの活動やARCモデルをうかがい、大変興味深く拝聴させていただきました。
  • 研究者自ら講演をして下さって、その分野についての詳しい経験、知識がshareされて素晴らしかったです。
  • 普段から浮世絵が好きで、板木や彫師に興味があったので、興味深いお話を聞けて面白かったです。研究者の方がそんなに少ないとは知りませんでした。
  • どれも興味深い内容で非常によかった。特にARCについては、立命館から所蔵館へデジタル化しに行く取り組みが斬新で印象に残りました。
  • BKCぴあらとの交流・ちがいについても伺いたかったです。
  • ラーニングコモンズ設置までの道のり、学生の反応等をもっと詳しくうかがえれば良かったです。質問しそびれてしまいました。
  • ぴあらとARCの見学と板木書誌学の講演と本当に盛りだくさんの内容ですばらしいイベントだったと思います。
  • ぴあらが活発に使われている様子が見られて興味深かったです。教学部門との連携の話もいろいろと考えさせられました。