大図研京都連続セミナー「知の変容と大学図書館」第5回(11月) [終了しました]

デジタル化、ネットワーク化、オープンアクセス、大学全入時代、大学法人化 etc... 社会の急激な変化は、大学図書館のみならず、大学や出版、さらには「知」のあり方に変化を迫ろうとしているのではないでしょうか。 「知の変容と大学図書館」と題する今回の連続セミナーは、こうした状況を背景に、 これからの大学のあり方、出版の方向性、そして大学図書館の可能性に迫ります。 皆さまのご参加をお待ちしております。

講演:
長谷川一先生 (明治学院大学) 「ポスト人文書空間において、学術出版はいかに可能か - 「出版」再定義への試み」
要旨:
人文系の学問は、書物という物質的形態や、その生産・流通形態と不可分の関係にある。とりわけ20世紀日本にあって、 「人文書」という言葉は、たんに出版物の一分野をさすのではなく、ひとつの象徴として機能した。そのような社会的構造を、 「人文書空間」とよぶ。しかしこの人文書空間は、高等教育の大衆化する時期以降に、衰退することになった。 今日、学術情報流通の多様化とデジタル化により、出版の意味が問いなおされているなか、 人文系の学術出版はどのように再構築されるべきなのか。その可能性について探る。
日時:
2007年11月11日 (日) 13:30-16:30 (受付:13:15-)
会場:
キャンパスプラザ京都 第一会議室
主催:
大学図書館問題研究会 京都支部
参加費(1回):
  • 大図研会員は800円/非会員は1,000円 (参加費は当日,会場でいただきます。
  • 全回分を前納いただいた場合は、1割引となります。
  • ※ 前納いただいて参加できなかった場合、返金はできませんのでご注意ください。
参加者:
18名
当日のタイムテーブル
13:30-13:40
開会の挨拶 (10分)
13:40-15:10
ご講演 (90分)
15:10-15:30
休憩 (20分)
15:30-16:30
質疑応答・情報交換 (60分)
17:00-
懇親会