シンポジウムテーマ:
大学図書館の教育・研究・地域連携を結びつける新しい取り組み
概要:
大学の使命は「教育」「研究」「社会貢献」の3つであると、教育基本法を引きつつ語られることがあります。これまでの大学図書館は、教育・学習支援と研究支援を中核業務として、学生コミュニティ、研究者コミュニティの支援に取り組み続けてきました。残る3つ目の使命である「社会貢献」について、近年では、抽象的な「社会」に対する貢献ではなく、その大学が根ざす特定の地域コミュニティへの貢献が、同時に大学の教育・研究の強化につながるような地域連携の取り組みが現れてきています。さらに、大学図書館においてもそのような事例を見つけることができます
今回のシンポジウムでは、自治体と協定を結んで地域資料の電子化に取り組む追手門学院大学の事例、公共図書館と大学図書館を一体的に運営する大阪大学外国学図書館の事例をテーマに、地域と大学、地域と大学図書館の関係を改めて考え、議論したいと思います。
湯浅俊彦 氏(追手門学院大学) 「大学図書館の喫緊の課題―読書アクセシビリティと大学の地域連携の視点から」
事例報告:
坂倉斉氏(追手門学院大学図書館)
日髙正太郎氏(大阪大学外国学図書館(箕面市立船場図書館))
質疑応答・意見交換:(司会 湯浅俊彦 氏)