2009 Bunkakai

【課題別分科会・主題別分科会への招待】

課題別分科会 8月23日(日)9:00〜12:30(午前)
第1分科会 大学図書館史
第2分科会 図書館経営
第3分科会 情報リテラシー
第4分科会 図書館システム
課題別分科会 8月23日(日)14:00〜17:30(午後)
第5分科会 機関リポジトリ
第6分科会 出版・流通
第7分科会 利用者サービス
第8分科会 広報
主題別分科会 8月24日(月)9:00〜12:30
第1分科会 人文・社会系①
第2分科会 人文・社会系②
第3分科会 自然系

課題別分科会 [ 8/23(日) 午前 ]

課題別第1分科会 大学図書館史

1)前橋大会は40回という節目の大会です。分科会では、昨年に引き続き今年も大学図書館問題研究会の歴史を振り返ってみたいと考えています。第一回大会に参加された方も、現役のかたは少なくなってきているのではないでしょうか。歴史を語りつぐためにも、特にゴースト会員のみなさまのご参加をお待ちしております。そのほか、パネル展示として、写真とコメントで綴ったダイトケン年譜を考えています。写真、コメント何でも募集しますので、担当者までご送付ください。
2)自館史作りというのは,大学図書館史分科会参加者に与えられてきたテーマでした。しかしここ数年は少々忘れられています。諸先輩が図書館関連雑誌に発表してきた論文や報告について分科会でまとめたいと思います。
担当:笠 学(大阪大学),加藤晃一(千葉大学),三角太郎(山形大学)

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課題別第2分科会 図書館経営

 図書館経営分科会は、業務委託の法律問題を取り上げます。
 私立大学を中心に、業務委託を導入する図書館が増えています。しかし、業務委託の導入における方針の位置付けや法律的な対応を含めて適切な内容となっているでしょうか?業務委託等を導入するに当たっては、「積極的な導入」であっても、また「やむを得ざる選択肢」として位置づけなくてはならないとしても、導入方針と同時に法律的観点も押さえながらより適切に管理・運営されることが重要です。
 そこで今回の分科会では、法律的な観点を中心として、図書館現場における業務委託や派遣対応のあり方を考えます。
 今年1月、恒例となっている新春関東5支部合同例会では、専門家をお招きして、業務委託の法律的側面に関するお話を伺いました。この講演録は『大図研シリーズ』として刊行する予定です。
 当分科会では、この講演内容を基本テキストに用いて業務委託の法律的側面の知識と課題を整理します。同時に、実際に業務委託を導入している図書館間での情報交換を通じて、業務委託に関する基本的な理解を深め、今後の望ましい図書館経営について議論をできればと考えています。
 率直な情報・意見交換の場にしていきたいと思います。参加をお待ちしています。
担当:鈴木正紀(文教大学),登坂善四郎(横浜市立大学)

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課題別第3分科会 情報リテラシー

 〜学生のGoogle利用を考える〜
 サーチエンジンといえば、最初に挙げられるのがGoogleではないでしょうか。学生さんにもすっかり定着したこのGoogleについて、全員参加のフリーディスカッションを行いたいと思います。
 この数年、Googleは単なるサーチエンジンに留まらず、膨大な情報量にもとづき、さまざまなサービスを展開することで、web2.0の代表的な存在としても知られるようになってきました。
 この分科会では、まずGoogleの理念・提供サービスなどを簡単におさらいして、分科会参加者の理解を深めたいと思います。その上で、学生さんが(私たち図書館員も含め)、どのようにGoogleと付き合っていくべきなのか、一緒に考えてみませんか?
 この分科会は、Googleについて技術的な理解を促すものでも、ハウツーの説明をするものでもありません。この革新的なツールに対して、学生さんと私たち図書館員がどのように向かい合っていくべきか、気ままにトークする場として提供できればと考えています。特別な講師もお招きしませんし、答えが用意されているわけでもありません。参加者全員に自由に発言して頂き、それぞれがGoogle、ひいてはネット上のリソースとの付き合い方を、考えるきっかけにして欲しいと思います。
担当:井上昌彦(関西学院 聖和短大図書館),北川正路(東京慈恵会医科大学)

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課題別第4分科会 図書館システム

 本分科会では、参加者からの調査、研究、実践等の報告を素材としつつ、図書館システムに係わる事項について、意見の交換を行い、もって各館におけるサービスの向上と業務の改善に資したいと思っています。
 そこで、分科会当日(8月23日)、ご報告いただける方を募集しています。オープンソース・ソフトウェアの導入、システムライブラリアンの育成、図書館システムの更新、次世代OPACなど、図書館システムに係わる事項について、報告してみようと思われる方は7月7日(火)までに、下記本分科会担当者のメールアドレスまで、お名前、発表テーマをお知らせください。報告数は1〜3本、報告時間は各60〜40分程度を予定しています。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 なお、現在確定している報告は次のとおりです。
  • コンテンツとシステムを如何に連携させるか:電子リソース(電子ジャーナル、データベース、電子ブック)、電子情報資源管理システム、リンクリゾルバ、統合検索、文献情報管理ソフト、リモートアクセス、OPAC、認証など(仮題)/報告者:大綱浩一
  •  この報告では、京都大学において、コンテンツと各種システムをどのように配置し連携させ、情報資源環境を構築しているか、また今後構築しようとしているのか、公開されている文書等に基づき、システムモデルの図解を交えた事例報告を予定しています。
     本分科会は、皆さまの、お知らせとご参加をお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。
    担当:大綱浩一(京都大学),菅原 光(一橋大学)

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    課題別分科会 [ 8/23(日)午後 ]

    課題別第5分科会 機関リポジトリ

     「宴の後」、今年度は、いささか刺激的なタイトルにさせていただきました。
     この5年間のCSI事業は言ってみれば「宴」でした。機関リポジトリ(以下IR)まわりの動き、特にDRF関連の動きには、お祭り的な高揚感がありました。DRFのワークショップにも、何かウキウキ感とも言うべき陽気な空気が漂っていました。このところはメディアでIRがとりあげられる事も増えてきましたし、国大協をはじめとして、様々なところでオープンアクセス推進の動きも高まってきているところです。IRもいよいよこれからが飛躍の時期というところではないでしょうか。
     しかしながら、今年度2010年度でCSI事業は終了です。日本におけるIRの多くはまだまだCSI事業頼みなのが現状です。強力な推進役として動いてきたDRFも、来年度以降の在り方について、存続可否も含めての議論がMLでははじまっています。
     では、それぞれの大学ではどう動くべきでしょうか?事業経費が無くなった後でも業務継続は可能でしょうか?自己資金は?運用体制は?システムの維持は?CSI終了後は下火になってしまうのでしょうか?
     また国立大はどうにか大半の大学でIRを公開していますが、私立大、公立大、短大、高専の設置率はまだまだ低いものにとどまっています。CSI後にも、IRの裾野を今後ひろげていく事ができるのでしょうか?
     携わってきた人、携わっている人、これから携わる人、できるだけ多くの方に集まっていただき、期待と不安のホンネの話ができる場にしたいと思います。
    担当:三角太郎(山形大学),加藤晃一(千葉大学)

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    課題別第6分科会 出版・流通

     出版・流通分科会では昨年は書店をテーマにしました。今年は取次をテーマにします。
     出版流通業界は慢性的な不況です。その中で大手の取次は比較的堅調に推移しています。できればその原因を探りたいのですが、とりあえず流通の仕組みを勉強しましょう。トーハンから講師を呼ぶということで交渉中です。連動して3日目にトーハン桶川SCMセンターの見学を人文・社会系分科会の第2分散会として企画しています。この分科会参加者はこちらの参加も予定してください。
     また、できるだけ事前準備をお願いします。たとえば取次の金融業的側面について質問できるようにしておくなどです。
     参加型の分科会として出版・流通にかかわる参加者全員のコメントを予定しています。昨年は購書体験について語るということでしたが今回は出版流通に関わる問題へのアイデアを語るということにします。どんな発言でもかまいません。突拍子もないアイデアの方が面白いかもしれません。例えば定額給付金の代わりに図書カードを配布するなんていうのはどうでしょうか。
     今年も参加とご協力をお願いします。
    担当:亀田俊一(和光大学),相田芙美子(西南学院大学)

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    課題別第7分科会 利用者サービス

     近年、大学図書館も地域貢献の一環として、地域住民の方々を始めとした学外利用者への開放が急速に進みつつあります。
     それに伴って、窓口における図書館職員の対応が、良くも悪しくも図書館のみならず、大学全体のイメージを左右することに繋がるのではないでしょうか。また、対応によってはクレームを最小限に止めるなど、リスク回避にもなり得ると思われます。
     そこで、本分科会では、利用者サービスの基本に立ち返って、カウンター等での利用者対応のワークショップを行いたいと思います。
     今のところ、前半部分でミニ講義によって接遇の基本を押さえた上で、後半は様々な場面を想定しながら、参加者全員によるロールプレイングを行い、相互評価を行うことで、職場における応用力を培う機会になればと考えています。
     利用者対応に慣れていない新人の方から、職場で指導的立場にあるベテランの方まで、幅広い参加をお待ちしております。
     なお、参加希望の方には、事前にメールで課題の提出をお願いすることがありますので、予めご了承ください。
    担当:中島慶子(豊橋創造大学),野村 健(東京支部)

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    課題別第8分科会 広報

     図書館の広報と一口に言っても、図書館報、サイン、広報グッズ、図書館のマスコットキャラ等など様々なものがあります。図書館が広報を行うことは、利用者をはじめ外部へ図書館の取り組みをアピールするための重要な手段です。しかし、本当に効果的な広報が行われているのでしょうか?
     この分科会では、図書館の広報についての2本の報告、参加者の皆様との情報交換を中心に、今後の魅力的な図書館広報のあり方について考えてみたいと思っております。
     広報の取り組みの実践例としては「熊本大学附属図書館の「若き力」〜中央館ロビー展示と『くまぽん』の誕生〜」(『大学の図書館』2008年4月号)でも取り上げております、熊本大学附属図書館の方を講師にお招きし、図書館における広報全般の見直しに取り組まれている図書館PR部会の活動についてご報告いただく予定です。
    担当:川村殉子(奈良県立図書情報館),池田貴儀((独)日本原子力研究開発機構)

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    主題別分科会[ 8/24(月) ]

    主題別第1分科会 人文・社会系①

     初年次教育におけるアカデミック・リテラシー教育について、高崎経済大学経済学部の高松正毅教授のお話をうかがい、学んでみたいと思います。
     中央教育審議会がまとめた学士課程教育の役割では「学士力」の養成が強く打ち出されていますが、実際の教育現場では、少子化やゆとり教育の影響もあるのでしょうか、大学生の学力低下が指摘され、補習の必要性も叫ばれるなど、深刻さが増しているようです。広くは、義務教育段階から始まって、高大連携のあり方などにも関係するものといえますが、このような問題に対処するため、大学教育では初年次教育に焦点を当てた取り組みが重要になっています。
     アカデミック・リテラシー教育は、学術的な文章の読み書き能力の鍛錬を主とするもので、特に初年次教育という位置づけから追求されているようです。これをテーマに、教育カリキュラム実施の主役である教員の抱いている危機感や問題点・打開策について知ることは大学図書館職員にとっても有益だと思います。
     今年の主題別分科会は、例年とは枠組みを少し変更して開催しますが、この分科会は人文社会系でもあり教育系でもあるような文系合流の位置づけで開催します。
     参加される方で、ご自分の大学で行われている初年次教育の様子を紹介できる方、図書館が関わっている教育への取り組み例などの話題を提供できる方は、事前にご連絡ください。
    担当:大石博昭(新潟大学),井ノ口雄久(高崎経済大学)

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    主題別第2分科会 人文・社会系②

     人文と社会に分けられない企画としての2つ目がトーハン桶川SCMセンターの見学です。課題別分科会出版・流通のテーマが取次でありその延長としての意味もあります。前橋からちょっと距離があり午前中からの企画としました。日頃行ったことのない取次の最新の施設です。出版流通の一側面に直接触れるいい機会だと思いますのでぜひご参加ください。なお、相手先の準備もありますので大会参加の申込時に参加の意思を明確に示してください。
    担当:亀田俊一(和光大学)

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    主題別第3分科会 自然系

     自然系分科会では、高校生を対象とした「科学者への道」講座の実践例について、群馬大学総合情報メディアセンター図書館工学分館の専門職員堀口純夫氏をお招きしてご報告をいただく予定です。「科学者への道」講座とは、高・大学連携理科教育プロジェクトの一環として行われた文献調査の演習です。本報告では、「科学者への道」の取り組みについて、文献調査法などを中心に、講座の概要、生徒からの反響や講座の成果、図書館としてのかかわり方などをご紹介いただく予定でいます。
     また、自然系図書館の事例について、講師をもう一人予定しています。参加者による自然系の図書館の最近の動向についての意見交換も行いたいと考えています。
    担当:池田貴儀((独)日本原子力研究開発機構),登坂善四郎(横浜市立大学),北川正路(東京慈恵会医科大学)

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